本日、エレベーターに乗ると、その男性は持っていた。
クルミ!
左手の中でくるくる、数個を回している。
中国に来てから、何度か見るこの光景。おじさん(もしくはお兄さん)が、複数個のクルミを片手に握っているのだ。いや、握っているよりも、かちゃかちゃ回して弄んでいる。
昨日バスで見たおじいちゃんは、クルミに紐を通したブレスレットのようなものを使っていた。
こりゃぁ何かあるのかなと思ってネットで調べてみた。
そしたら、手の中でクルミを転がすアレは「健康法」やら「ストレス軽減」なんて出てくるじゃありませんか。ツボを刺激したり、脳を活性化させたり、眠気を覚ましたり、そんな感じ。
そうかー、じゃあ皆ちょっとそこらまでクルミを持っていく用がある、とかじゃなくて、わざわざ持ち出しているのかな。スマホのように。
そもそも、クルミコロコロは以前から日本でも?あったようで...?ドラマなどで悪役が転がしているシーンにつ言及するネット情報もちらほら。(あんまり鵜呑みにしちゃいけないのだろうけど)
そんな描写あるっけ?どう...?
調べているうちに思い出したのが、5年前くらいに流行った「ハンドスピナー」。
こんなやつ。
軸を抑え、プレートを指で回転させて遊ぶだけの玩具だけど、なんでか流行ったそうな。ボールベアリング使用のため、回転がずっと続く。町工場の人たちが不思議に思いつつも、生産に大忙し、みたいなニュースを見たほど。
隣の席の同僚も、当時くるくるしていた。ペン回しみたいなものかな?
ハンドスピナーはまずアメリカで火がついたみたいだけど、このような玩具をfidget toy(フィジェット・トイ)というらしい。fidgetはいじり回すとか、なんかしてるとか、落ち着かない感じの意味。
フィジェット・トイに、こんなのもあった。
カラフルなシリコンの凹凸をポコポコ押して遊ぶようなもの。見たことあるなぁ。
コロナの流行もあって、ストレス軽減として広まったそうな。も、もしかしてすでに話題になってた.......?私は知らなかった、、、
確かに手元にあると、ずっとイジイジしちゃいそう。
イジイジ文化(またの名を健康法)は世界共通ってことですな。
そんなこんなで、クルミの謎がとけて、今日も一つスッキリしたのだった。