白いノート

this and that

街中が赤に染まるチャイニーズニューイヤー・春節

中国の旧正月、2024年の春節も昨日(2/17)で終わり。2/10から始まった大型連休といえど、新暦1/1を向かえてから一気に街中が赤に染まり、なんだか長〜い新年でした。

日常の景色が真っ赤っかだったので、目が慣れすぎてそこまで写真を撮ってはいないのですが、せっかくなので24年春節を記しておきます。

 

まずは、春節前の様子。商品のパッケージが春節バージョンになります。

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これはケンタッキーフライドチキン(KFC)のテイクアウト紙袋。力強い。

 

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スタバのスリーブにも龍がお目見え。辰年は12支の中でも、一番縁起がいいそうです。中国っぽいし、上昇するイメージがいいですもんね。

 

春節は大勢の家族が集まる分、大量の食料品や手土産もお店の前列に並びます。あと、春節前?セールがあるのかな。春節に無頓着な私たちでも購買欲が高まっちゃう。

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あとは、モール内の衣料品ショップが真っ赤になります。ショーウィンドウのマネキンも、赤のアウターやセーターに身を包み。赤は魔除けの色だそうで、新年に赤色を身につける習慣があるんだそうです。

ユニクロでも赤い下着を売っていたぞ。

 

どこもかしこも赤赤赤!

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ずんぐりした提灯も街中に溢れます。

 

あと、邪気を追い払うため、春節時に爆竹を鳴らす風習。こちらは、大気汚染や安全面から、市内では以前から禁止としたそうです。
胡同を歩いていたら、張り紙がありました。

おかげで静かな春節でしたが、一度だけ、夜に花火の音が聞こえたことがあります。窓から下を覗いてみると、小区(中国の集合住宅単位のコミュニティ)内で、小さな吹上花火をしている住民がいました。パチパチ綺麗。

地上でこっそりと楽しいのだろうけど、音が結構響いていたぞ。これがそこかしこで打ち上がっていたら、迷惑かも。
とは言いつつ、イケナイ音に気づいた人たちがこうやって窓の外の花火を一緒に楽しむんだろうなぁ。

 

春節元旦は2/10(土)でしたが、前日大晦日も大事な日みたい。夫の職場は休みになりました。この日から本格的な大移動になっていたのかな。

晦日の夕ご飯は盛大に、そして水餃子を食べるみたいです。日本の年越し蕎麦みたいなものですね。

 

さて、年が明けると北京市内はがらんとします。みんな家にこもっているか、地方の実家に帰っちゃったのかな。道路はスイスイ。飲食店もお休みのところばかり。
タクシーはなかなかつかまらないし、お世話になっているワイマイ(ネット注文)も、春節期の配達料が追加でかかります。祝日も働くことを選んだ、働かざる人たちは大変だなぁ。

 

ある日、夫に縁日みたいなイベントに連れて行ってもらいました。

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大きな公園に、たくさんの屋台が並びます。おもちゃとか、串焼きとか。f:id:erie_n:20240218124908j:image

音が鳴る風車のようなレトロなおもちゃを、どこもかしこも売っていました。人混みの中で、手に入れた大人や子供がブンブン振るから、結構危ない(笑)。串焼きの食べ歩きも、串を喉に刺さないようにね(汗)....。

 

初詣の寺社近くが賑わう感じと似ています。とにかく、お正月の雰囲気を楽しむことに意味があるのだ。

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輪投げといった、縁日の屋台もたくさん出ていました。みんな景品を狙うのだけど、そのぬいぐるみがあんまり可愛いとは....思えない.....。でも、楽しいからいいんです。賑やかハッピー。
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そんな感じで、春節の雰囲気は1月からずっと続いていました。赤提灯や春聯(玄関の扉周りに飾る赤い紙)も、しばらくそのままなんだろうな。

こんなに真っ赤赤で、赤色恐怖症になる人はいないんだろうか...なんて疑問は野暮なんでしょう。

 

市内の川は、パッキパキに凍っていました。恐る恐るか、氷の上を歩くみなさん。北京の冬は寒くて熱い。

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1月2月は身も気持ちも縮こまり気味。なので、ど派手イベント・春節が真冬にあるのは良いかもしれませんね。


さぁ、そんなうちに春がやってきますよ。