白いノート

this and that

ガツンとクセになるエスニック麺、ジャガイモと牛肉のかき混ぜ麺

臨月のため、今のうちに美味しい外食を楽しもう私キャンペーンは継続中。

 

春節明け振替出勤日の日曜日(中国では大型連休を作る代わりに、前後の週末が「平日」になる変な仕組みがあります)、先日行った回族の食堂を訪ねてみました。イスラム教を信仰している方達なので、豚肉やお酒はありませんよ。

 

↓前回訪ねた食堂と、注文した牛肉麺

erie.hatenadiary.jp

 

今日の目当てはラグ麺。

ウイグル自治区の皆さんの郷土料理で、麺に羊肉や香辛野菜がのったかき混ぜ麺。

 

..のイメージでいたけれど、ちょっと気分を変えて、同じ仲間であろう「土豆牛肉拌面」(ジャガイモと牛肉のかき混ぜ麺)にしてみた。写真はなかったけど、かろうじて漢字を読めたし、無難な一皿と思えたから。「拌面」の「拌」の字は「攪拌」の「拌」と同じだから、かき混ぜるって意味でしょう、多分。

ザ・中央アジアの顔つきをされた若いお兄ちゃん(学校行っているのかな)に注文し、大人しく席で待ちます。

 

さて、来ました!ジャーン!

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うん、大体想像とあってる。

パスタみたいな丸い麺の上に、ジャガイモ、玉ねぎ、ピーマンといった野菜ががたっぷり。パクチーが好きなので、セルフで足しちゃった。牛肉もちょこっと乗っています。

写真じゃわからないけど、割と大皿。体重が増えて、やばいので、今回は絶対に食べ切らないようにしないと..!

 

混ぜます混ぜます。

麺はちょこっと黄色。口にしてみると、しっかり歯応えがあって、本当にパスタみたい。美味しい。

厨房の奥で、生地を両手引っ張って麺を作る様子が見えました。機械に頼らず、手で打つパスタ(いやウイグル麺)ってすごい。f:id:erie_n:20240221100859j:image

味は何ていえば良いんだろう?美味しい。

ニンニク油と香辛料(でも辛くはない)が効いた、さっぱりした野菜たち(セロリも入っているのかな?)がうまく、麺と調和している感じ。気持ち、ナポリタンを思い出すのかな?美味しい。ポテトもいい感じ。

かといって、毎日このエスニックメニューだときついのかな。お腹が空いていて、今日はパンチの効いたものを、サクッと食べたい!みたいな気分でないと。前回のホッとする部門上位の牛肉ラーメンとはまた違ったタイプ。

ニンニクとパクチーが手伝って、ちゅるりと完食してしまいました。あーあ、大盛りだから絶対に食べきらないぞと思っていたのに。

 

お口の中をさっぱりさせようと、退店後は歩いてお茶屋さん呉裕泰に来ました。目当ては茶葉を使ったソフトクリーム。今回は抹茶。

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この日は少し気温が上がっていて、アイスも美味しくいただきました。

 

臨月も後半、もう流石に外食も難しくなってくるのかな。ちょっと寂しい。

街中が赤に染まるチャイニーズニューイヤー・春節

中国の旧正月、2024年の春節も昨日(2/17)で終わり。2/10から始まった大型連休といえど、新暦1/1を向かえてから一気に街中が赤に染まり、なんだか長〜い新年でした。

日常の景色が真っ赤っかだったので、目が慣れすぎてそこまで写真を撮ってはいないのですが、せっかくなので24年春節を記しておきます。

 

まずは、春節前の様子。商品のパッケージが春節バージョンになります。

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これはケンタッキーフライドチキン(KFC)のテイクアウト紙袋。力強い。

 

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スタバのスリーブにも龍がお目見え。辰年は12支の中でも、一番縁起がいいそうです。中国っぽいし、上昇するイメージがいいですもんね。

 

春節は大勢の家族が集まる分、大量の食料品や手土産もお店の前列に並びます。あと、春節前?セールがあるのかな。春節に無頓着な私たちでも購買欲が高まっちゃう。

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あとは、モール内の衣料品ショップが真っ赤になります。ショーウィンドウのマネキンも、赤のアウターやセーターに身を包み。赤は魔除けの色だそうで、新年に赤色を身につける習慣があるんだそうです。

ユニクロでも赤い下着を売っていたぞ。

 

どこもかしこも赤赤赤!

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ずんぐりした提灯も街中に溢れます。

 

あと、邪気を追い払うため、春節時に爆竹を鳴らす風習。こちらは、大気汚染や安全面から、市内では以前から禁止としたそうです。
胡同を歩いていたら、張り紙がありました。

おかげで静かな春節でしたが、一度だけ、夜に花火の音が聞こえたことがあります。窓から下を覗いてみると、小区(中国の集合住宅単位のコミュニティ)内で、小さな吹上花火をしている住民がいました。パチパチ綺麗。

地上でこっそりと楽しいのだろうけど、音が結構響いていたぞ。これがそこかしこで打ち上がっていたら、迷惑かも。
とは言いつつ、イケナイ音に気づいた人たちがこうやって窓の外の花火を一緒に楽しむんだろうなぁ。

 

春節元旦は2/10(土)でしたが、前日大晦日も大事な日みたい。夫の職場は休みになりました。この日から本格的な大移動になっていたのかな。

晦日の夕ご飯は盛大に、そして水餃子を食べるみたいです。日本の年越し蕎麦みたいなものですね。

 

さて、年が明けると北京市内はがらんとします。みんな家にこもっているか、地方の実家に帰っちゃったのかな。道路はスイスイ。飲食店もお休みのところばかり。
タクシーはなかなかつかまらないし、お世話になっているワイマイ(ネット注文)も、春節期の配達料が追加でかかります。祝日も働くことを選んだ、働かざる人たちは大変だなぁ。

 

ある日、夫に縁日みたいなイベントに連れて行ってもらいました。

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大きな公園に、たくさんの屋台が並びます。おもちゃとか、串焼きとか。f:id:erie_n:20240218124908j:image

音が鳴る風車のようなレトロなおもちゃを、どこもかしこも売っていました。人混みの中で、手に入れた大人や子供がブンブン振るから、結構危ない(笑)。串焼きの食べ歩きも、串を喉に刺さないようにね(汗)....。

 

初詣の寺社近くが賑わう感じと似ています。とにかく、お正月の雰囲気を楽しむことに意味があるのだ。

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輪投げといった、縁日の屋台もたくさん出ていました。みんな景品を狙うのだけど、そのぬいぐるみがあんまり可愛いとは....思えない.....。でも、楽しいからいいんです。賑やかハッピー。
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そんな感じで、春節の雰囲気は1月からずっと続いていました。赤提灯や春聯(玄関の扉周りに飾る赤い紙)も、しばらくそのままなんだろうな。

こんなに真っ赤赤で、赤色恐怖症になる人はいないんだろうか...なんて疑問は野暮なんでしょう。

 

市内の川は、パッキパキに凍っていました。恐る恐るか、氷の上を歩くみなさん。北京の冬は寒くて熱い。

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1月2月は身も気持ちも縮こまり気味。なので、ど派手イベント・春節が真冬にあるのは良いかもしれませんね。


さぁ、そんなうちに春がやってきますよ。

妊娠記録#8 : 中国でのパパママ教室

夫の駐在に帯同して始まった北京生活1年目に妊娠が分かり、そのままこちらで出産すると決めた私たち。今回はいわゆる「両親学級」を振り返ってみたいと思います。

 

英語参加で頭フル回転

それまでにオンラインによる民間の「助産師さんによる両親学級」は何度か参加(視聴)していました。たまひよといった出産準備・育児雑誌を手に取る機会もなく、その場で初めて知ることばかりで新鮮でした。

リアルな場での参加は、私が妊娠7ヶ月の頃。検診・出産でお世話になる北京の病院が主催する、外国人向け(英語話者)のものでした。

私の参加目的は、妊娠・出産時のいざという時に必要な、最低限の英単語を知っておくため。知識はそれなりについてきたので、一人で病院に行っても医師たちを理解、意思表示できるようにしたいと考えていました。

さて、参加は週末の午前中。申し込んでみると、1回4時間で2日連続とのことでした。な、長い...!まるで受験生向けの集中講座みたいです。
中国語による教室は毎週何かしら開かれている一方で、英語は日程が限られているため、様々な内容を一度に詰めたのかもしれませんね。となれば、こちらも気合を入れて向かいます。

 

参加してみると、まだ認知が足りなかったのか、私とドイツ系のカップルのみが参加。会議室のような円卓に講師も一緒に座り、距離が近い形で始まりました。

講師の助産師さん2人は、英語がペラペラな中国の方。ユニホームもばっちり決まっていて、ボディランゲージも表情も豊かで、自信に満ちている感じ。「ザ・国際舞台で活躍するアジア人」です。かっこいい。

講座の内容は、「妊娠の仕組み」「妊娠中の女性の体の変化」といった初期のテーマから、「お産の兆候」「お産の流れ」「無痛分娩」「帝王切開」「母乳のあげ方」など、それぞれ医学的な観点も交えて細かい解説や実践がありました。

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スライドを見ながらだったので、知らなかった英単語にたくさん気づけてよかった。中国語なら、漢字でなんとなく想像できたりもしますが、英単語だと専門じゃなければわからない。とにかく、書き留めておきました。

途中休憩も挟みましたが、先程の助産師さんはずっと話し続けています。すごいです。やはり職業柄バイタリティあるんでしょうか。それとも、中国の方は人前で話し続けることに長けているんでしょうか。
呆気に取られながらも、この「英語レクチャーのシャワー」がよかった。突然話を振られることもあったし。終了後はぐったりしましたが、良い刺激になりました。ほのぼのした雰囲気だったら、睡魔との戦いだったかもしれません。

 

初めて見た赤ちゃん誕生の瞬間

今回の両親学級での一番印象に残ったのが、初めて出産シーンを見たことでした。

お産の流れを学ぶ過程で、実際に赤ちゃんが生まれる瞬間を撮った教育ビデオの視聴がありました。舞台はおそらく80,90年代のヨーロッパ(ドイツ?)で、自宅出産、と現実からはややかけ離れていましたが...笑、とても興味深かったです。

母はとても苦しそうで、寄りそう父(夫)は母を抱きしめたり撫でたりしながら、ただ2人でその時を待ちます。生まれる瞬間はただ自然に任せ、父が母の体を支えながら、母は足の間から赤ちゃんを産み落とす.....なかなか神秘的な(といったら美しいですが)、いや動物的な瞬間でした。

今は、医療が発達し衛生的な環境で産むことが多いですし、様々な医療処置があるので、ビデオのようなお産は稀でしょうけれど。感動とは言い難く、なんというか...、これまで見たことのない人様のヒトの誕生を見て、ただ呆然としちゃいました。これが、日本と西洋の性教育の違いなんでしょうか。びっくり......でも、よかった。

 

中国語でも参加

その1ヶ月後、今度は中国語でのクラスにも参加してみました。もちろん、私は中国語が理解できないのですが、英語と同じく必要最低限の言葉(漢字)をなんとなく知っておこうと考えてのことです。

こちらには、中国語だけあって、お腹の大きな中国人ママとパパのカップルがたくさん参加していました。私の先入観もあるかもしれませんが、女性はやはり強そうで、男性を引き連れているように見えます。でも、全体的な雰囲気は仲が良さそう。ラブラブなんだな。

妊娠中の夫婦のイラスト「奥さんをいたわる旦那さん」

 

講座の中で、経膣分娩と帝王切開の違いの説明がありました。それぞれのメリットやリスク.... 勘違いでなければ、ママはどちらの手段とするか、選べるみたいです。
一人っ子政策の名残りなのか、子沢山の生活を望まない考えが浸透しているのか、日本ほど帝王切開に抵抗がないように見受けられました。痛い過程を経るよりは、お腹からサッと産む方を好む人もいるってことなんでしょうか。
私の憶測に過ぎませんが... 中国人の出産に対する考えについて、ちょっと関心が沸いたなぁ。

 

あとは、「男性の存在」について気になりました。「奥さんが陣痛で苦しんでいる時は、こんなことしてあげてね!」というレクチャーが、日本のそれより、更に密というか。男性の体にもたれさるなど、色んなイラストにパパが描かれる頻度がより高いような気がしました。確か。

 

 

このように、英中どちらも参加してみましたが、総じてよかった。文化の違い?も感じられて、面白かったです。

これで私の中で「やってない」不安は無くなったし、心の準備も少しずつできていったのでした。

チョコレートのスコーン

2月14日はバレンタインデーということで、ささやかなお菓子を作ってみました。

当日は春節4日目ということで、完全に旧正月の赤に隠れちゃっています。中国で恋人の日といえばバレンタインのみならず、確か5月20日(=我愛你の日?)や七夕(=織姫彦星が会える日だから?)もだったはず。2月のイベントはあまり重視しないのかな。

バレンタインの雰囲気を感じないまま迎えてしまったので、手作りを思い立ったのもその日の午後。
スーパーでスコーンミックスとチョコを買ってきました。混ぜて焼けば、スタバみたいなお菓子が作れるでしょう。

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ミックス粉には一部日本語表記。日本語を混ぜれば信頼度が上がって、売れる商品にするという、よくある手でしょ... と思ったら、TOMIZ、日本の富澤商店さんだった..! すみません。

裏面の調理手順はGoogleカメラの翻訳機能を使って解読。

 

ミックス粉にバター、牛乳、卵、そしてチョコレートを加えて混ぜ混ぜ。なかなかうまく混ざりません。

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薄いビニール袋に入れて、こねてしまいました。いい感じにまとまってきた!
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袋に入れたまま、生地を2センチ程度の厚さに伸ばします。冷凍庫で20分くらい寝かせました。
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切って、少しだけ卵を塗ってオーブンにポン!美味しそうな香りが漂ってきます。
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出来上がり。初めてから1時間も経たずに完成しました。思ったより膨らまず、たくさん作れるわけでもなかったですが、ささやかなお菓子作り体験ができました。

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焼きたての、サクサクした厚めのクッキーといったところ。ダークチョコレートを使ったので甘さ控えめ。

あのスタバのスコーンにはならなかったけど、気分転換になったので良し。お菓子は素材集めや軽量が大変だから、このセットを使うくらいが手軽でいいかも。

いつかマフィンやベーグルも作ってみたいものです。

QQがお好き

臨月に入り、体重コントロールや良い陣痛に向けて、さらに積極的に外を歩いています。

ただ歩くだけもつまらないので、一人でゆっくりランチも兼ねています。目標があれば、何キロでも歩けるさ!

 

とある日の平日、地図で見つけたベーグル屋さんを目指すことにしました。

片道3キロ、40分。北京は道が碁盤模様になっているので、地図はチラチラ見るだけで大丈夫です。途中、胡同の道も歩いたりして楽しかったなぁ。

お目当てのベーグルです!店内はベーグルの飾り付けがたくさんで可愛い。

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ランチ時間だったので、チキンの入ったBLTにしました。SNSで断面の写真がたくさん上がっていたから、とっても楽しみでした。

お味は.... 期待値には届かず。美味しくないことはないけど、普通のサンドイッチ、くらいだった。肝心のベーグルがいまいち。もっと大きく、分厚く、モチモチにできたはず... かなぁ。

中国で、わりかしベーグルをよく見る気がするので、認知は増えているのだろうけど、ちと残念。頑張って!!

 

さて最近の発見として、私はモチモチした食べ物が好物と知りました。ベーグル、おもち、グミ、ナン、ブリトー、お団子、大福、チヂミ、トッポギ、ピザ、タピオカ.....笑
食べている自分を想像するだけで幸せ。

 

そして私はなんとなく気づいている、「もちもち」を示す(だろう)中国語を....。

多分、「QQ」

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キューキュー?チウチウ?読み方はわかんない。「Q弾」なんかもよく見る気がします。

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一度も教えてもらったことも、辞書をひいたこともないけれど、そうなんでしょう。これが、外国にいて自然と言語を身につける感覚なのかな。子が言葉を覚えていくように..。

それにしても、なんでQなんだろ。噛むとキューっとする感じから?日本の擬音語と似た感覚なんだろうか。

 

もし間違っていたら、恥ずかしいのですが。
それでも私は「QQ」の食感が好みということで、これからもアンテナを張っていきたいと思います。

印象に残った映画・ドラマたち

突然ですが、ここ1年で見た映画・ドラマで印象に残っているものを記してみたいと思います。

 

THIS IS US / ディス・イズ・アス

Amazon.co.jp: THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1 (字幕版)を観る | Prime Video

(2016~, 米)

数年前、ステイホーム中にどハマりしたアメリカのテレビドラマ。3きょうだい(男の子と女の子の双子と黒人男の子の養子)とその両親を中心とした物語で、幸せな家庭生活が描かれています。

それぞれ(男兄弟や母娘、養子と父など)の関係、各登場人物の視点や心の機微が上手く表現されていて、感情移入しちゃう。強い絆で結ばれているけれど、皆それぞれ違う人間なんだよなー、でも上手くやっているんだなー、って。ドロドロはしていないけど、それぞれちょっとした「わだかまり」みたいのを持っているのが人間らしい。みんな強くて弱くて優しいんだなぁって思います。

話題を振ったことのあるアメリカ人は「悲しすぎて..」との感想。人種や肥満へのコンプレックス、アルコール依存症ベトナム戦争、人の生死が出てくるアメリカらしいドラマチックな内容だから、視聴者と重なるところがあるのかな。私は海外ドラマとして見られるけれど。

再視聴では、シーズン1と最終シーズンのラスト3話を見ました。これだけで何度涙したことか。お腹いっぱい。

そういえば最初の方で、「お前をぶっ潰す」みたいな意味で“Nagasaki”を動詞として使っていたことにびっくり。「お前なんてナガサキしてやる」って。まぁ.....。

 

The Bold Type / NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち

(2017~, 米)

Amazon.co.jp: The Bold Type: Season One : Katie Stevens, Aisha Dee, Meghann  Fahy, Melora Hardin, Matt Ward, Sam Page, Stephen Conrad Moore, Nikohl  Boosheri: DVD

ニューヨークのファッション雑誌編集部で働く20代の女性たち3人を描いたドラマ。仕事と恋愛を核として、多少の悩みや壁に向き合いつつも、自分らしく生きようとするお話。現代版Sex And The Cityと言って良さそうです。

同性愛やカラダの悩み、親からの自立、銃に対する価値観、「初の黒人〇〇」、など色んなテーマが絡んでいて面白い。アメリカらしい、リベラルなテイスト。舞台がニューヨークというのも、イキイキして見える理由かな。それぞれを応援したくなっちゃう。

ラスト数話まで見たけれど、流産の話が出てくる予感がしたので、そのままに...。最後はハッピーエンドで終わるのかなぁ。

 

コウノドリ

(2015, 2017 日本・TBS)

コウノドリ(2017)【TBSオンデマンド】を観る | Prime Video

総合病院の産科を舞台にした医療ドラマ。産科医鴻鳥サクラ(綾野剛)をはじめとした医療チームやいろんな妊婦・子が描かれていて勉強になりました。

ハードワークでも、命に真摯に向き合う医師・助産師さんは、本当にプロだなぁ、赤ちゃんが生まれてくるのは奇跡の連続なんだなぁと、毎度涙しながら見ていました。

生まれたての赤ちゃんが登場するので、撮影もすごい。

シビアな結末もあって恐ろしいけれど、お産を控えている身としては色々イメージすることができました。

 

ヒヤマケンタロウの妊娠

(2022, 日本テレビ・東京)

木ドラ24】ヒヤマケンタロウの妊娠 | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式)

 

広告代理店でバリバリ働く男性ヒヤマケンタロウ(斎藤工)が妊娠し、出産までの過程を描いたドラマ。社会ではまだ珍しい「男性妊娠」で、男性の目を通してキャリア継続の壁や体調の変化を経験していく、というもの。漫画原作。

うーん、設定は面白いけれど..。どうしても現実味がなくて無理が.... だって体の仕組み的に、ねぇ。漫画・ドラマが問題提起したいことも、なんとなくわかるようなわからないような... 

「気持ち悪い」「ありえない」で思考停止してしまったら、そこまでなんです。多分その先が大事。でもちょっと、難しかった。続きが気になって最後まで見てしまったけれど。

 

Marley & Me / マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

(2008, 米)

Amazon.co.jp: Marley & Me (字幕版)を観る | Prime Video

子育ての予行演習のつもりで仔犬を飼い始めた新婚夫婦の物語。ペットをテーマにした映画は初めてだったかも。オーウェン・ウィルソン、今回は新聞記者の役だったけれど、やっぱ良いなぁ。

 

Smething from Tiffany's / ティファニーの贈り物

(2022, 米)

Amazon.co.jp: ティファニーの贈り物を観る | Prime Video

男性2人がティファニーでそれぞれ買った婚約指輪・クリスマスギフトがひょんなことから入れ替わり、男性や受け取った女性の人生が変わっていく、という物語。

私はラブストーリーが好きなんですね。ありえないハプニングも、わかりやすい心の変化も、結局ハッピーで終わるなら許しちゃう。安心して見ていられる。あと、ニューヨークを舞台にしている映画も好みなんです。

 

The Wolf of Wall Street / ウルフ・オブ・ウォールストリート

(2013, 米)

Amazon.co.jp: ウルフ・オブ・ウォールストリート [DVD] : レオナルド・ディカプリオ, ジョナ・ヒル, マーゴット・ロビー,  マシュー・マコノヒー, ジャン・デュジャルダン, マーティン・スコセッシ: DVD

1980年代のNY・金融街ウォールストリートで、億万長者にのし上がった証券マンの話。

大金が動く、当時の株売買の仲介はやっぱり凄まじい仕事だったのかな。セールスマン同士の会話が汚いスラングばかりで聞くに絶えず、アドレナリンを落ち着かせるために、もしくは己を奮い立たせるためにドラッグ乱用、そして職場で娼婦を呼んでのエッチなパーティ...。なかなかの内容だったので、最後まで見られなかった。そんな意味で強烈な印象を残したドラマ。

でもディカプリオはこういう役が似合うなぁ。

 

The Last Emperor / ラストエンペラー

Amazon | ラストエンペラー [DVD] | 映画

(1987, 伊・中・英・仏・米)

 

清朝最後の皇帝で、後に満州国の皇帝にもなった溥儀の生涯を描いた映画。

当時は毎日少しずつ中国史を勉強していたので、歴史映画を見てみようと選んでみました。つまらないかな〜なんて期待低めで見始めたけれど、予想以上の映像美で思わず見入っちゃいました。これで80年代作品なんだ。お金をかけたことがよくわかります。海外ならではのお色気要素も、ゴクリ。

溥儀さん.... 「満州の皇帝」で、皇帝とつく最後の(メガネをかけた)人物としか記憶になかったけれど、こんなドラマチックな一生を送っていたのね.. と何となく知った気になれただけでよかったです。歴史的背景もまだ十分には理解していないけれど、怒涛の時代だったんだなぁと。勉強は続けて、また見返したい作品です。

 

 

🎥

何となく思い立ち、あさ〜くレビューしてみました(いや、レビューにもなっていない)。もっと見ていたけれど、思い出したのは以上の作品たち。やっぱりザ・アメリカっぽいのが好きみたいです。

ところで最近は家で2時間の映画を集中して見られなくなりました。つい、スマホをいじったり、一時停止した後時間が空いちゃったり。以前はもっと味わって見ていたのになぁ。

ラストワンマイル

最近の北京は12月の寒波ほどではありませんが、やや寒いです。もしくは私が冷えを感じやすくなったのか。

ただ、寒さは怖いものではなく、全身を完全に防寒すれば外に出られます。日本だったら多少オシャレを気にする分(?)、防寒度が緩みますが、私は全身モッコモコに、だるまみたいな装備に。冬の空気自体は嫌いじゃないので、よく散歩に出かけています。

 

さて、先日はこんな風景を見ました。

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荷物が道の端にどばぁ。写真には収まらない広さに大量に。ある程度まとまっているので、仕分けの途中なのかな。

周囲には誰もいないのだけど.... 通りがりの人に取られたりしないの?

 

最近、ようやく中国のECサービスを使えるようになってきました。本当に便利で安いんですね。

ある程度なら、日本の食材だって手に入る。日系スーパーに買いに行っていた調味料や、インスタント麺やお餅、お茶、ホットケーキミックス。探せばあるんだ、と思えるだけで心強い。

あと、日本から持ってきてもらうか、帰国時に爆買いするしかないと思っていたちょっとしたもの、検索するためのピッタリした中国語を見つけられれば、品も発見できたりする。しかも同じ品なのに日本より安かったりすることも。

 

巨大な中国人口の分、出店者も多数。価格競争も激しいのかな。
良い品・サービスを見極めるのは運任せではあるけれど、ここ最近は品物を店頭で見つけても、ECサイトで価格を見るようになってしまいました。今すぐ必要じゃなければ、後でネットでいいじゃんーって。ポケットに入るような小ちゃいものでも、ポチッと買っちゃう。

手元に届くまで数日はかかるし、梱包材の処理は面倒だけれど。とにかく楽で節約になります。その分、流通にしわ寄せが...とは思うけど、中国は人手も豊富だし、人件費も安い。どうしても、日本のように「配達員さんの負担を考えよう」とはならないのが、なんだかね...。

 

話は戻って、またとある日。朝9時台に外に出てみると、配送業の人たちが車(のようなバイク)からせっせと、大量の荷物を降ろしていたのか整理していたのか、白い息を吐いて仕事に励んでいました。一日の始まり、朝が忙しい時なのかな。春節前でもあるし。

 

やっぱり、物流は最後は人の手なんだよなーと思ったのでありました。