白いノート

this and that

初めてのお茶屋さん

ついに、中国茶を買いに行った。

 

目指したのは繁華街王府井(ワンフーチン)にある、お茶屋さん2軒。北京の老舗ブランド「呉裕泰」と、福建省ブランド「天福茗茶」。後者については、知り合いより「オススメのお茶屋さんだけど、ここもあるよ」と後から教えてくれたところ。
呉裕泰か張一元かで迷っていたけれど、呉裕泰と天福茗茶は同じ王府井にあると判明。2店舗に行ってみることにした。

テクテク。

まず一軒目。呉裕泰さん。

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おおっ!この長蛇の列は名物のお茶ソフトクリームですね。美味しいのに一つ9元(180円弱くらい)で、観光地としてはお手頃価格。多くの人で賑わう広場でこんなに目立てば、良い宣伝、ブランディングになるんだろうなぁ。

店内を入って見てみると、売り場としてはそこまで大きくなかった。奥に測り売りスペース、手前は缶や袋詰めのお茶。試飲はできるのかわからなかったので、そのまま真っ直ぐ、もう一つのお店へ。

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ここです。天福茗茶さん。

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ここもお茶のソフトクリームを売っていた。

 

天福茗茶は1993年に誕生し、中国全土に店舗を持つそうで、その数は1300以上!「ここが一番有名かもね」とも聞いていたので、中国全体でみると、呉裕泰などの老舗よりも浸透しているのかも...?

入店すると、店員さんから早速、新作の試飲を勧められた。

ほーう、日本茶をかなり薄めた感じ?お買い得パックみたいだけど、感動はしないかなぁ。

もう少し高級そうな緑茶、龙井茶(ロンジンチャ)を淹れてくれることになった。

急須ではなく、湯呑みのようなカップにそのまま茶葉とお湯を淹れた後、蓋をして蒸らし。蓋をずらした隙間から、お猪口サイズのカップにお茶を注いでくれた。試飲だからかな、とってもかわいいサイズ。

飲んでみると、ほーう、さっきとの違いがよくわからない。まろやかで飲みやすいけど、(味を薄くした)日本茶とも似ている。ザ・中国茶!というのを期待していたのだけあって、うーん...。

 

すると紹介されたのが茉莉花茶(=ジャスミン茶)。手で丸く巻き、真珠のような形の高級茶葉から、最下位等級のお値打ち茶葉まで何種類かあり、値段は本当にピンキリ。

「そこまで高価なものじゃなくても...」と、「ここまで色々説明してもらって一番安いのを買うのも...」と迷った中、サイズで真ん中価格、250グラム100元のお茶に決定。わーい!毎日飲むぞ〜!!

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高級な白茶や微生物発酵の黒茶も試飲してみたかったけど... ジャスミン茶だけでこんなにドキドキしちゃった。店員さんがつきっきりで、でも親切すぎて、私は久しぶりに汗が....。まるでカウンターのお寿司屋さんだ。


買った場所から徒歩5分の場所にある、本店?にも行ってみた。2階がちょっとしたミュージアムになっていた。生産から製造、販売まで一貫して会社が担っているそう。社員が(?)お茶について学ぶ、大学のような施設も用意しているらしく、興味深かった。

 

そして戻ってきた呉裕泰。アイスを忘れちゃいけないよ。
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初めてのジャスミン茶味。夫さんは抹茶味。ふーっ、美味し〜!!

 

中国茶の世界、どこまで楽しめるかなぁ。わくわく。