さてさて、「出産を前に、今のうちに外でお昼を食べようキャンペーン」は続いています。
この日は蘭州牛肉麺をいただきました。
お店は近所の散歩ルート沿いにあり、これまた最近オープンしたように新しい。入ってみると、青や緑が目に入ります。そう、蘭州市は中国内陸にあり、かつて交通の要としてシルクロードの一部として栄えた場所です。だからなのか、エキゾチックな雰囲気。
そしてそして、蘭州牛肉麺はイスラム教徒さんの清真料理なんですね。(なるほど〜!)
このお店も、清真料理のレストランでした。豚肉は一切出てきません。お酒も売っていなかったんだろうな。
やはり私は漢字が読めないので、店内に掲げてある写真を指さします。「ジェガ(あれ)、イーガ(一つ)」。いいかげん、短い文章を話そうとしたり、簡単な漢字は読み方を調べてから会話するようにしたり、成長したいものだけど....汗。
肌がつるんと綺麗で丸く、切長の目をした女性に注文しました。黒いスカーフを顔の周りに巻いていて、顔立ちも雰囲気もなんともエキゾチック。奥の厨房にいる男性陣も、皆浅い器のような帽子を身につけていました。
さあ、やってきました。癖のない、さっぱりとしたいい香りです。
麺はちょっと黄色で、太さが所々違います。手で引っ張って伸ばす、手打ちだったのかな。長かった。コシはなく、ソフトな食感。
スープは牛の出汁が効いた、しょっぱ過ぎない塩ラーメンでしょうか。パクチーが入っているので、やや東南アジアも連想させます。
美味しいです!!!
ほっとする味というのかなぁ。頭がボヨヨンとしている寝起き時でもいいし、お酒のシメでもいいし、風邪気味のときも助かるかも。優しく沁みる味です。にゅう麺みたいな感じ?
お肉は小さいの牛肉が数切れ入っていました。写真より小ぶりだけど、まあいい。薄切りの大根も入っていて、これもいいアクセントでした。
やはり、麺の量は多いですね。残される前提でたっぷり入れているんでしょうけど、割とフードファイトでした。そして、気づいたら完食してしまった私。恐るべし食欲....。
隣の隣の席に、小学校低学年くらいの年齢の子どもが数人いました。平日昼に子供だけで食事をしていたので、親はどこにいるんだろうと思ったのですが、お店従業員の子供だったようです。レジに入ってキャッキャしていました。
私の目の前で、外との気温差で曇った窓ガラスに何か書き始める子どもたち。
一人が足し算や引き算を出題し、もう一人が答えていました。
「85-6」など、くり下がりがある式も、なんなく回答を記入する女の子。長いまつ毛の横顔に目を奪われながらも、この子たちはどんな場所で学んでいるのだろうなんて考えちゃいました。
中国では違うエスニックグループの子供たちも、校区内の学校に行くのかなぁ。それとも各コミュニティによる教育機関があるのかしら。(ただ、冬休みに入っていただけなのかも)
美味しいスープを吸った麺をたらふく食べたので、この日の夜は夕食が食べられませんでした。小ぶりの蘭州牛肉麺がもっと身近にあったら、ちょうどいいのかな。
🍜今週のお題「最近おいしかったもの」