白いノート

this and that

グッバイ、CASIO CT-770

実家にあった電子キーボードを手放した。

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CASIO CT-770。

どれだけ価値があるものなのか、私にはわからない。けど、このキーボードは割と愛着がある。子供の頃、知り合いからこのCASIOのキーボードを譲り受けた。ピアノは弾けないから豚に真珠だったけれど。

 

このキーボードの素晴らしいところは、リズムと音色が各99パターンあること。このリズムパターンに夢中になったものだ。

今日、手放す前に、あの感動をもう一度と、電源を入れてみた。生きていた。はっ、鼓動が....!

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リズムパターンの番号を入力して、スタートを押すと、そのリズムを再生するのです。途中でブレイク入れたり、コーダで終わらせたり。音楽理論や系譜は全くわからなかったけど、多様な曲調に触れることができて、子供のころ、それはそれは楽しかった。音だけで、自分の家から世界へ連れ出してくれる気がした。

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全パターン聞き直してみて、気に入ったのはFUNK列。16ビートとか、R&B、シャッフル、体が自然に動いちゃう。DISCOのゴーゴーもいい感じ。

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ポルカやマーチも、子供の頃好きだった。行ったことのないヨーロッパ旅行ができた。お花が咲いて、お城をみたようだった。

LATINなら、チャチャチャやビギン、ルンバがお気に入り。海が見えた。

ソウルも、スウィングも、ラグタイムも好きだった。

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リズムパターンの上に、手弾きでメロディを入れたら素敵なんだろうけど、もちろん私はそれは無理。せっかくの楽器を、もったいなかったなぁ。

手放すのは惜しい。でも先日、同じCASIOのキーボードを買った。鍵盤ハーモニカくらいのミニサイズ。やはり、弾くことはできないだろうけど、いくつか入っているリズムパターンを触って遊ぶつもり。楽しみ。

最後までワクワクさせてくれてありがとう。今も胸が熱いです。バイバイ!