白いノート

this and that

12年ぶりの光景

私は12年前にも観光で北京に来たことがあるのだが、その時に泊まった宿のおおよその場所がわかった。過去のメールを遡って、ホテル名と住所を発見した。

とはいっても、住所が完全じゃなさそう。番地のような番号はないし。ホテルの名前で調べても、おそらく今は残っていない様子。フロントに赤い金魚が入った水槽があったんだけどなぁ。

そうそう、そこである朝、近くの市場にいったのだよ。なぜそこに足を運んだのかは、たまたま見つけたのか、地球の歩き方といった地図や案内本で目にしたのか。とにかく何でも売ってあって、活気があって、何だか中国らしいなぁと思ったのを覚えている。

地図でホテル(の跡地)を探してみると、あった、市場。多分ここでしょう。というわけで、ホテル・市場に向かってみた。

向かう途中、手に入れた食材を持って出てくる買い物客とたくさんすれ違った。皆、スーパーじゃなくてここに来るのかな。期待が膨らむ。

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入り口。すでに威勢の良い掛け声が聞こえる。何となく、今はもうない築地市場みたいな雰囲気。(全然違うけどさ..)

一番多かったのは野菜・果物といった青果のお店。たくさんの販売人が各々のブースを構えて客を呼び込んでいた。薄暗い場所だから、新鮮かどうかはわからないけど、いろんな種類の野菜をみたよ。多分、安いんだと思う。

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お魚コーナーも。やっぱり見慣れない魚ばかり。エビや魚はまだ生きてピチピチ動いていた。

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そしてお肉ですな。肉の塊が吊るされていると、一瞬ギョッとしちゃうけど。生き物を頂いているんだなぁ、と改めて思う。

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そのほかにも、布団や調理器具、花やお茶などたくさん扱っていたよ。何も買わなかったけど、見て回るだけで楽しい。

市場の様子は多分、12年前と大きく変わっていないと思う。お店の人は、とにかく元気。商品は並べて見せる。そして、いいものを買いたいお客さん。同じ光景。

ただ、支払いはブースに吊るされたQRコードスマホでスキャンして決済するみたい。現金は目にしなかった。これが、12年の違いなんだなぁ。