白いノート

this and that

画面越しの先生

3月31日。日本では年度末である。迎える新年度を前に、やることをやりきり、心を落ち着かせ、ぬるくむず痒い機構の中なんとなく感傷的になる日。

そんな私は、新年度一足早く、中国語の勉強をはじめてみた..! ついに、きちんとお金を払って、ネイティブに教えてもらうというもの。独学やLanguage exchangeだけじゃ、まだまだな気がするから。

使ってみたのは、他の人のブログでも紹介のあった、オンラインのサービス。運営は日本の大手教育の関連会社みたい。自分の好きな時間に、好きな先生を見つけて、互いにオンラインでやりとりをするというもの。勉強法については2者間で決めるようで、ややプラットフォームの側面が強いのかな?登録している先生もユーザーもたくさんいるようで、だからなのか?授業料がかなりのお手頃。平日毎日1コマ一緒に勉強しても税込1万円でお釣りが返ってくるという、業界でもかなりお安いみたいなので、試しに受けてみることにした。

この年度末の木、金曜日はまだ課金前の体験レッスン。

 

木曜日の先生は、日本で生活したこともある、日本語ができる同い年くらいの先生。授業の時間になるまで緊張していたけれど、カメラをつけた瞬間に優しい笑顔が飛び込んできて、不安はすぐに飛んでいった。

「お名前は?」「留学生かしら?」なんて簡単に聞かれたあと、授業についての説明。教科書の話に入ったから、「ああ、こうやって高額なテキストを買わされるのかぁ...」なんて思っていたけれど、なんと、私がすでに持っていた教科書で良さそう。

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実はその教科書は、中国に来てから(日本人の)夫が私に買ってきてくれたもの。外国人はみんなその教科書を使うという王道テキストらしい。章に沿って、最初は夫氏も丁寧に教えてくれていたんだけど、私の発音がメタメタすぎるのと、夫の貴重な時間をとってしまうのとで、しばらくお蔵入りになっていた。ここで、新たな先生が見つかるとは!嬉しい。

少し単語の練習に入り、基礎の中の基礎の発音で褒めてくれた。わーい!やっぱり楽しくやるのが一番だな。

 

金曜日の先生は別の方を指名してみた。日本語が話せないけど、英語対応はできる先生。英語の勉強にもなるし、一石二鳥かも!なんて思っていたけど..... 結構、厳しかった。笑

日本語でコミュニケーションができない分、甘えられず、それは日常で接するリアルな中国人と同じわけで。少しでも発音が違うと、都度なおされた。中国語は音の高低、四声が大事とはいうけれど、適当に発音すると本当に伝わらないんだなぁー。

なんか画面越しの表情、圧を強く感じて緊張するなぁーなんて思っていたら、テキストに「马马虎虎(マーマーフーフー)」という単語が出てきた。漢字なら少し読めるので、「へーっ、Horse Horse Tiger Tiger?」なんて言ったら、ようやく少し笑ってくれた。へへ、よかった!
(ちなみに「まあまあという意味」と教えてもらった)

長くなってしまったが、とにかく、私のメタメタな中国語に付き合っていただける、かつきちんと正して一緒に笑ってくれる人ができて、私は嬉しいのだ。

新年度、きちんと勉強しよう。そして、きちんとタピオカの入ったミルクティーを、次こそ注文するのだ...!