５月労働節の連休に、四川旅行へ来た私たち。世界自然遺産で秘境？の九寨溝を後にし、２日目の晩から省都である成都市にやってきた。３日目はついに、パンダちゃんを見に行くのだー！
この日は朝から移動。前の晩、夜遅くの便で成都に着き、空港近くのホテルでそのまま休んだ。ただ、そこから成都パンダ繁殖研究基地（以下、パンダ基地）までが遠い。
実はこの数年で成都には市内２つ目、新しい空港「成都天府国際空港」ができたみたい。私たちは市中心部から結構南に位置するその空港を利用したので、パンダ基地まで相当な距離があるのだ。中国の街はやっぱり広いなー。
と言うわけで、まずは街の中心まで地下鉄でゴトンゴトン。雰囲気は北京とそこまで違いがなかった。
３日目のホテルに荷物を預けた後、近くを散策。グルメや雑貨屋さんが集まる通りは、大型連休とだけあって、芋洗い状態。どこを向いても人だらけだった。
このエリアで気づいたことは二つ。
一つ目は、ウサギのお肉。へー、食べるんだ〜！
頭の形なのか、肉巻きおにぎりみたいな肉を並べたお店がちらほら。どんな味がするのかね？
二つ目は、ブーゲンビリアが咲いてる！
灰色の古い建物に映える色で、とってもプリティ。熱帯の花で、ハワイや宮崎など暖かい場所で咲く印象があるから、びっくりした。先日と変わって、この日は30度近く。北京でもみない鮮やかな花を見ていたら、気分も急上昇。南国最高〜！
ホテル近くからパンダ基地へは、タクシーで向かうことに。九寨溝でお世話になった女性運転手さんの元同僚というおじちゃんに、お昼ご飯の場所に寄ってもらう運びになったよ。（最初はオススメの場所を紹介してもらうという話だったが...）
朝ごはんも食べておらず、パンダが見たくてウズウズもしていた私たち。おじちゃんがタクシーを止めて、一緒に歩いてどこかに向かうことに。おじちゃんペースで良いのだろうか....なんて思いながらも、素直についていく。
この縦列駐車、後でちゃんと駐車料金を払うみたい。と言うことは、集まった人はどこへ...？
おおお、地元の人たちがまったりしてる〜〜。
そこは観光客は知らない、地元の人たちに人気のご飯スポット。小さな川沿いにテーブルと椅子を出して、外で大皿を囲んで食べるみたい。雑多な雰囲気の中、お客の食に対するエネルギーが伝わってきて、活気がすごい。きゃー、楽しい！
ご飯は自分たちで自由に持ってくるみたいで....
おじちゃんが持ってきてくれた〜〜！そ、そこまでしてくれなくても....。
成り行きで、仲良く３人でお昼ご飯を食べることに。まぁ、これも何かの縁。なんか学生旅みたい！
燻製のダックと、レバニラ、四川名物のプルプルした食べ物、そして肉団子のスープ。これがどれも本当に美味しかった。素材の旨みを引き出した、優しい味。辛い料理は避けてみたけど、こんなに美味しいなんて。おじちゃんからも「もっと食べなさい」と何度もよそってもらって、中国語はわからないけど、すっごく楽しかった。
そんなこんなで、パンダ基地へ。すでに15時前だ〜。
成都にあるパンダ基地は、ジャイアントパンダを研究したり、保護や繁殖を目的とした施設。そもそも、四川省は世界中のパンダの約３割が生息しているとされる、パンダちゃんの故郷なんだよね。四川といえば四川料理、パンダ、三国志ゆかりの地、と中国らしいイメージがあるらしい。私はこの旅で初めて知ったー、、、ははは。
そんなわけで、パンダは中国の人たちも大人気。見るのにも一苦労。
見えた！
なんだか....とても人らしいというか。フォルムも仕草も人間みたい。実は着ぐるみで、と言われても納得しちゃうかも。笹の葉をむしゃむしゃ食べたり、お腹を出してゴロゴロしたりしてた。
また別の場所でも。みーんなスマホで撮影。
なかなか最前列に行けないので、しばらくは前の人の画面を覗き見。うーん、キュート。
ようやく前にきたぞ！
ぽりぽり。なんて愛らしい！
パンダの模様ってこうなっているんだ。前足は背中から黒くって、長く見える！
こんな近くにもやってきちゃって、大興奮！
そんなこんなで、あっという間に閉園時間。
基地は結構広く、ほんの一部しかみられなかった様子。でも、おそらく人生初めてのパンダ観覧、感動したなぁ。こりゃ人々が夢中になるさ。
夜は四川料理にチャレンジ。ちょっとピリ辛の炒め料理や麻婆豆腐をいただいたよ。あっさりした地元のビールとの相性が抜群で、どれも美味しかったー。
そうそう、迎えにきてもらったタクシーのおじちゃんから、パンダのマスコットをもらった。だっこちゃんみたいで、可愛すぎる。
お昼といい、おしゃべりでサービス精神旺盛の可愛いおじちゃん。見返りを求める感じでもなく、なんだか中国人の印象が少し変わったなぁ、と思ったのだった。
