水曜日ということで、一人お散歩にきました。今日の目的地は、朝陽門にある北京民族博物館。何があるのか知らないけど、以前見かけて気になっていました。昔から博物館・美術館が好きなもので。
入ってみました。入場料は10元。今回もWeChatPayオンリーなので現金で払いました。
敷地はこんな感じの様子。広そうです。
さて、何が展示されているのかな。
まず、最初の門をくぐります。
(中国だから当たり前だけど)漢字がたくさん。西洋の人から見たらかっこいいんだろうな。
両手に、強そうな人の像が建っていました。阿吽像みたいですよね。
門を抜けると、樹齢がとんでもなく長そうな樹がありました。周りにお願い事のような赤い紐がたくさんあって、御神木の中国バージョンといったところでしょうか。
正面を見れば、何やら次への建物と続く道。参道かな?
参道を渡る間、右も左も、小さな部屋みたいなものが見えます。
そして、たくさんの石碑?大きくて長くて、逆にギリシャだか、西洋の神殿を彷彿させました。なんだか迫力があって神秘的だったんです。
建物にたどり着きました。
中国の線香(といえば良いのかな?)はカラフルで楽しいですね。「大吉」「平安」なんて漢字が刻んでありました。
ここでようやく気づいたのですが、私は東岳廟という寺院に来ていたみたいです。この敷地内に博物館があって、同じ入場料でどちらも見られると。なんだか得した気分。
さて、本堂に入ってみました。正面には偉そうなお方の大きな像、その前にフルーツや花などカラフルなお供え、そして黄色い座布団がたくさんありました。その座布団に膝まついてお祈りをするみたい。
私は外国の宗教的な場面に出くわすと、まじまじと観察しちゃいます。外国人なのに他の神様にお祈りするなんて都合がいい!なんて思われちゃいそうだし、作法とかよくわからないし。
でも、どんな国・宗派でも神聖な感じになりますよね。今日は私も心洗われた感覚になりました。
せっかくなので、手は合わせて軽く会釈。(お祈りではなく、ここの神様に挨拶)
本堂の屋根の上には、一列に並ぶ動物。別の場所でも見たことあるな。
本殿の近くをうろうろしていると、「お寺っぽいんだけど、なんかお寺じゃないんだよな〜」と思った理由がわかりました。
看板にちょこちょこ書いてあったのですが、ここは道教(Taoism)の寺院なんです。そうか、だから仏像とかお釈迦様じゃないんだ。
肝心の道教とは何かは、私は恥ずかしながら知りません.....。老子(昔の中国にいらした仙人みたいな人格者?)の教えが広まったんでしたっけ??「徳を積みなさい!」みたいな?汗汗
この辺りの中国の歴史や文化は、きちんと学び直そうとしているところです。今はまだ紀元前の秦王朝なので、先の課題としましょう..!
さて、本殿の横には小部屋がたくさんあります。覗いてみると、どれも同じレイアウト。奥に偉そうな人、両脇に人形が並んでいるんです。
いろんな格好や表情をした人がいて、見るのが楽しい。大昔の中国人ってこんな感じだったのかなぁ。
こんな感じに、ずーっと部屋が並んでいるんですね。よく見てみると、顔が青い病人や、お縄になった罪人が集まる部屋も。
写真は撮らなかったけど、なんか変だなー不思議だなーと。家に帰って地球の歩き方をみると「道教の戒律を解説する『地獄の七十六司殿』の奇妙な塑像も見どころ」とありました。
これは勝手な想像だけど、「生前の行いによって、放り込まれる部屋が違う」みたいな感じなのかな。悪いことしちゃった人は、同じような人相が悪かったり、怪我をしたりした人と同じ部屋に通され、奥のお偉いさんに捌かれる、みたいな?
うーん伝わらないか。写真が全てを物語っただろうに、撮らずにいて残念です。
敷地端のトイレによると、ようやく博物館らしいコーナーにたどり着きました。でも、今日は寺院の方がよかった!笑
そんな感じで、多分人生初めての道教寺院を楽しみました。
全体的にカラフルで、厳かというよりかは人々の歩みや大切にしてい考えを覗き見した感じがして、とても興味深かったです。.....おって勉強しよ......。