早いもので、北京で生活を始めて1年が経過しました。
途中一時帰国はしたけれど、続けてここまで長く外国で暮らすのは初めてです。学生時の留学を超えました。(留学は1年未満を2回なので、トータルでは中国の方がまだ短いけれど)
到着後最初のご飯(トンカツ)や、翌日の出来事(マイナス15度でのユニバーサルスタジオ)とか、昨日のように感じられるなぁ。早い!
とりあえず大きなトラブルや嫌と感じる出来事はあまりなかったので、よかったのかな。平穏に暮らせていることに感謝です。
さて、実は臨月までそろそろ。トイレが近く、外に出るのも億劫なところがあるのですが、一人外食を楽しんでいこう!という私キャンペーンを始めようと思います。
この日は、刀削麺。麺が切り干し大根みたいにビロビロな、中国を代表する麺の一つです。
名前に刀が入っているように、生地をそのまま刀で削りながらお湯に放って、茹でるからなんですね。地元で一度、専門店で見た・食べたことがあって、感動しました。結構美味しいんです。
ちなみに発祥は山西省。北京から見ると南西の内陸にあり、中国全体で見ると北部に位置する省。
訪れたお店は、家の近くの路面店です。前からあったような気もするけど、内装が装が綺麗だから、オープンしたばかりなのかな。
美味しいメニューに辿り着きたいところですが、私は写真を指差すしかない。角煮のようなお肉が乗った麺(多分定番)を注文しました。確か「紅豚肉刀削麺」みたいなやつ。
(↑珍しくiPhone撮影がピンボケ)
来ました〜!
味は、見た目よりも濃くなく、クセもなく。醤油や出汁の味でもないのでなんて言えば良いのだろう?感覚としては、うどんみたい。みんなズルズル食べてます。
麺はたっぷり。日本でいう大盛り。具が思ったより多くないので(追加トッピングする形だったのかな?)、ひたすら麺を食う、という一品でした。
刀で削った麺は断面図が三角になるように角があり、きしめんなんかとはまた違った食べ応え。ツルツルしながらもちもち(とはいっても、うどんほどじゃない)で、スープが絡む感じ。
私はメニューの温かい麺コーナーから注文してしまったけど、よく見たらかき混ぜ麺コーナーもあった。多分、汁なしなんだよ。ニンニクやネギの効いた油や香辛料とかき混ぜて食べるんだろうなぁ。この刀削麺だと、また美味しいんだろうな。
無愛想な店員さんでも、私が3回顔を出せば打ち解けられるに違いない!
そういや2時過ぎに入ったけれど、頻繁にお客さんが出入りしていました。顔見知りなのか、入ってきた途端にお客さん同士でぺちゃくちゃ会話が始まったり。
一方で隣のカップルは、会話なく片手でスマホをいじりながら麺を啜っていたり。(器用だな〜)
しかし、中国の人はよく食べるなぁ。コンビニの温かくないおにぎりと野菜ジュース、なんてのは考えられないんだろうな。
ごちそうさまでした!