白いノート

this and that

佐倉市の国立歴史民俗博物館

ちょっと調べたいことがあって、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館へ。ミュージアム系は結構好きなほう。

www.rekihaku.ac.jp

(↑キッズ向けの方がわかりやすく、こっちのURLを貼ってみた)

看板に「歴史学、考古学および民俗学に関する我が国唯一の国立博物館」と書いてあった。確かに、歴史的、考古学的、民俗学的に満足のいく(ような)施設だった。なぜかって、私が入館して5時間は過ごした。途中レストランに寄ったり、図書館で市史を読んだりしたけれど、天気のいい今日、ずっと室内。本当、そんな場所。

展示室は6つに分かれていて、1つ目が「先史・古代」。縄文時代弥生時代の、人々の生活について。もう、ここだけで「へぇーっ」なんて見いちゃった。

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同じように歴史好き(だろう)人や、親子連れで思ったより人がいた。

一気に第5展示室「近代」。個人的には、明治維新後の文明開花も浸透し、着物と洋服が混ざる大正の時代、1920年代がおしゃれで好き。この頃のデザイン、色はおしゃれだよね。大正ロマンともいうのかな?

館内を見て印象に残ったのが、「撮影禁止」とされている展示物。その理由はよく見てみるとわかる。展示物の写真を拡散させないように、なんだろうな。関東大震災の時に特定の人たちに対して流れたデマ。ある職業の人に対しての扱い。政策として「開拓」を進めた歴史。具体的には言いたくないけど、そのあたり今では放送NGの差別がそこにはあった。展示でも「差別的な表現がありますが、そのような事実があったことを残すべく、やむなくそのままにしてあります」と言った旨のお断りが添えられており、強く印象に残った。

第6展示室「現代」もなかなか、重い内容だった。こういう戦争に関する展示説明って、きっと書くのが難しいんだろうな。教科書並みにさ。私としては流れがよくわかったので、勉強になった。この時代の日本・世界は激動だったんだな...。情報量がとても多く、今も消化しきれていないので、ゆっくりと。

最後はもう一つ素敵に見える時代、高度経済成長期の写真を。f:id:erie_n:20221030205100j:image

公害など色々負の面もあったんだろうけど、やっぱり日々「豊かになっている!」という時代は、経験してみたかったな。
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遠かったけど、来てよかった。歴史に学ぶことはたくさんある気がした。(エラそうに、とセルフつっこみ笑)

そういえば、本来の目的であった調べ物は、わかったことがある一方、不明点も出てきて、どうしよう。人生長丁場で調べていくしかないかな...。