白いノート

this and that

リラックスさせるのが上手い人

今日は二人の人に心を掴まれた。

一人目は、歌の先生。今日も40分ほどの時間で声出しと好きな歌(今の曲は風をあつめて)を歌ったのだけど、つくづく教え方が上手いなぁと思う。私はこの習いごとの目的に技術向上に重きは置いてないから(おいおい、先生が泣くよ)、「人を気持ちよくさせる」が近いかもしれない。

(ボーカルレッスンの話はこちらでも)

erie.hatenadiary.jp

なんでいいなと思うのか、考えてみた。

  • カメラ越しに、きちんと私の目を見てくれる(実際に、先生側に映る私の姿は別の角度にあるだろうから、先生はカメラを見て私に話しかけている)
  • 先生の中で「ん、ちょっと違う」「外してる」と思っても、否定しない。別の表現でアドバイスしてくれる(修正されていることに気づきにくい)
  • 良いときは「良いねー!」「この前より声出てる!」なんて褒めてくれる(先生から見たらまだまだ難ありのはずなのに、お世辞と感じさせない誉め方)
  • 笑顔
  • 雑談が楽しい

んん、日常のヒントにもなりそうだ。

 

二人目は街の写真屋さん。

ちょっと証明写真が必要で、写真屋さんで撮ってもらった。最近、親戚に見せたり送ったりで、デジカメの写真をここで現像している。お店の男性と何度か会話したけれど、マスク越しなのもあって「淡々としているなぁ」なんて思っていた。

店内の隅に作られたブースでいざ写真を撮る段階になったとき。カメラを構えるのは、やはりさっきの男性。(やばい、写真撮られるの久しぶり!いつも映り悪いんだよね、大丈夫かな..)なんてドキドキしていたその時。

「みなさん証明写真を撮るときに表情が堅くなってしまう人が多いから、最初に笑顔の写真を取りますね〜!はい、では体はナナメ、顔は正面でニコ!」

なんて言ってくれて。あれ、さっきとテンション違うんですけど....笑

「緊張しちゃうと、人は口が前に出ちゃうからね。横に引き続き伸ばす感じで」

その時、一瞬マスクを外し口を尖らす仕草を見せてくれた。その時の男性の表情、顔の全体像が自分の想像していたのと違くて、面白くて一気にほぐれてしまった。目だけ見えて頑固そうだな、と思っていたのが、アヒルみたいな顔をしてくれるんですもん。

そんなこんなで、3枚分の"練習"をしたあと、体を正面に向けて真面目な写真を。

まぁ、ありのままにしか映らないから文句は言えないけど(顔のマッサージちゃんとしよう..)、少なくとも安心した状態で写してもらえた。

しかも、練習の写真もおまけでもらった。何に使えばいいかわからないけど、なんか嬉しかった。駅などに置いてあるセルフ写真機ではこういうこと、ないよね。