白いノート

this and that

引っ越しました

3年と半年ちょっと、住んでいたマンションから退去した。

初めての東京暮らし、ぴんと来る場所が中々なくて、試しに大学の近くで探してみたら地名と番地が気に入って即決した部屋。会社からそんなに近くはなかったけど、結構気に入っていた。

1年目、部署異動により、これまでの経験が通用しない業務になったので、週末は毎日勉強していた。(と、いうか資格を取らされた)大学校友会に入って、図書館で学生たちと一緒に勉強していたなぁ。おかげで若い気持ちになったよ。感謝。

コロナでは、近くの花屋さんでベランダ植物や切り花を買うのが楽しみだった。ハーブは日々の料理にも役立ち、自家製モヒートの楽しみやパクチーエスニックのレパートリーも広がったな。何より、店主が古き良きアメリカを愛するロックな人で、ちょっとした会話が面白かった。花のいろんな名前を教えてくれて、予算以上に豪華なブーケを作ってくれて、どうもありがとう。

マンションの管理人さん。ゴミ出しの日にエレベーターの扉が開いた先にをいることが多くて、その度に「ウワッ!」なんて驚いてごめんなさい。朝、ぼーっとしているんです。いつも仕分け作業を、そして玄関前の電気取り替えてくれてありがとうございました。

よく行くスーパーのレジの皆さん。コンパクトながら品揃えに助けられました。親切な袋詰めも助かりました。

神社様。なんの神様かはよく存じなかったけれど、いつも聞いてくれてありがとうございました。お賽銭入れるのはたまにですみません。

 

午前から始まったに出し作業、相当の荷物量があったけれど、たくさんの人たちがテキパキと動いてくれた。本やレコードと、思い物ばかりで。夕方の立ち会いまで十分な時間があったので、陽が入る部屋を雑巾掛けして、そのまま床の上で昼寝をした。空っぽの部屋、こんなに白かったんだなぁ。住んでいた期間、色々あったなぁ....。

 

東京編は一度これで一区切り。さみしいけれど、清々しくもある、なんだか不思議な気持ち。