白いノート

this and that

外国人ペンパルに自己紹介をするなら

実はうちの高校の修学旅行先が中国・北京だった。そして私は、その青春イベントを同級生と一緒に過ごしていない。当時、学年の途中で別の国へ留学していたからだ。

部屋を整理していて、出発前に配られた、中国との交流を通しての学びを目的とした教材が出てきた。「Hello China!」。興味深いので見てみた。

f:id:erie_n:20230109205752j:image

どうやら、修学旅行では現地の中国人高校生と交流し、国際感覚を養うのがメインのよう。旅行前から、現地の高校生と英文の手紙を交わし、当日中華料理が乗った回転テーブルを囲みながら文通相手と面会し、一緒にご飯を食べ、翌日には北京観光をする...といったもの。たぶん。

教材には1通目、日本から送る手紙の書き方について書いてあった。

My name is ......., but you can call me ........! I am ...years old.

My birthday is ....

I go to XXX High School.

I have one younger brother and one sister. My sister is 14 years old and goes to YYY junior high school ....

といったところ。まずは基本情報を相手に伝えるというところかな。

自分だったらどう書くかなと思い、16歳になりきって、英作文してみた。(まぁ、実際には留学先で自己紹介する機会はたくさんあったけども)「Dear Chinese friend, ......」

文章は割愛はするけど(割愛というより、そこまで取り組まなかった)、外国の人に自分の住んでいる場所を紹介するとき、そこまでわかりやすい特徴はないんだなぁということ。
「東京には〇〇分で行けるほど近くて」「サッカーや××が有名な街で」とは言えるけど、あとは「あそこのピザ屋さんが美味しい」「ここの図書館は居心地良い」「近所の空き地は思い出がある」とかの相手にはどうでもいい情報。むしろ、そっちの方が興味深いのかな?

あとは、自分は何が好きか。自分の推しを海外に伝えられるのは、異文化交流の醍醐味かも。あっちの国でもし流行ったら、私のお陰かも、グフフ...なんて。

家族構成や親の職業も、想像をかき立てるけど。やっぱり、伝えたいのは街のことや自分の趣味だろうか。読み手はどっちが嬉しいんだろう。1通目には写真も同封するらしい。
今じゃインターネットがあるし、ネットならではの表現があるから、教材の例文のようなやりとりを顔を合わせずにすることは稀だろう。

教材には文通や英会話のネタだけでなく、中国の歴史や文化、日本の習慣なども載っていた。もはや、プチ留学じゃん。
参加した高校生にとっては貴重な体験だっただろうな。ちょっと羨ましい。今度、同級生に会ったときにどんなだったか聞いてみたい。