白いノート

this and that

ギャル漫画を読み終えた

この数ヶ月続けていた日課が、ようやく終わった。

毎朝、マンガアプリで少女漫画を読んでいたのである。課金はしていないので、毎日少しずつ。ここ最近はラストスパートをかけて、動画広告を見るかわりに1日2回分を楽しんでいた。

読んでいたのは、もっぱら集英社りぼん作品ばかり。私が小学生の頃、乙女心を教えてくれた懐かしの作品たち。大好きな作家さんの作品を同時並行で読んでいたけれど、終わりが見えないため、最近は藤井みほな先生『GALS!』(続編を読み終えて、元祖のほう)に絞っていた。

ribon60th.com

GALS!は渋谷のカリスマギャル寿蘭を中心にした、高校生の青春わちゃわちゃストーリー。ちょうど連載や作品の時代背景が1999年から2000年台、21世紀を迎える、ミレニアムなタイミングで。世はノストラダムスの大予言やら2000年問題やら、どこか足元浮つく時代。一方で、浜崎あゆみモーニング娘。たちの話題で盛り上がり、毎日が楽しくもあったんだよなぁ。あの時の小ネタがたくさん詰まっていて、GALS!を改めて読み返してみると、なんだかジーンときちゃってねぇ。

当時小学生だった私は、「高校生になったら、私もギャルになる!」と思うまで、影響された。主人公の蘭ちゃんはオシャレと友人を大切にする、「今が一番大事」と言う超ポジティブ、渋谷の高校生ギャル。ミニスカ・ルーズソックスに、ハイビスカスモチーフのアクセ、ヘアは金髪(時々オレンジや茶髪)に赤メッシュという、今じゃ考えられない姿だけど.... 当時のギャルは本当に自由な格好をしていたよね。校則ってどうだったんだろう?

世間のリアルギャルも、「(男ウケなどより)自分が好きなオシャレをするのが一番!」「(不安な未来を考えるより)今が一番!」と見えて、それはそれで、かっこよく見えた。今が悪いわけではないけど、当時は良い時代だったんじゃない。

とにかく、GALS!を読み終えて、ほっとしている。途中、ハラハラの展開もあったけれど、最後はハッピーエンドで安心したのもあるし、常に続きが気になる思いからようやく解放されたのもあるし。

しばらく、漫画は良いかなぁ。次は持ってきた本を読むぞ。