白いノート

this and that

一時帰国を機に、日本人であることを意識?する

10月、一時帰国をすることになった。私にとっては1月以来の帰国。

 

計画や準備を進めるにつれ、思ってもなかったのは、買い物をしたくてたまらないこと。細かいものはすでにAmazonで注文済だけど、お店でもたくさん買い込みそう。

欲しいのはそう高価な物ではなくて、ドラッグストアや100円ショップで手に入る細々した物。歯磨き粉とかヘアオイルとか、足裏をぐりぐりするツボ押し棒とか。(中国でそこら中に足ツボグッズ売っているかと思いきや、なかった、、)
日本製品をたくさん手元に置いときたくて、仕方ない。

あとは食品と、これからの生活に向けての物。

 

私は海外旅行や留学の際は、現地の物を使えば良いじゃないという姿勢だったのだが、どうやら中国では貫けなかったみたい。

ありがたいことに、中国では思った以上に日本製の物品も販売していて、自ずとそれを手にとってしまう。グリコのお菓子やサランラップ、サンスターの歯ブラシといった日用品。あとは無印良品ユニクロ。もちろん、日本で買うより割高だよ。

ご飯だって、中華っぽい中国の食材や調味料は避けているし(というか、使い方がわからない)、外食でもローカル料理はそこまで口にしていない。中国のテレビも見ない。中国にいるけど、そこまで中国に馴染んだ生活を送っていない。これで良いのかなぁ。

これは都市部北京にいるからで、夫も日本人だし、私も大人になったからなのかなぁ。

 

なんでこう思うかって、私が過去2度留学していたときは、国は違ってアメリカだけど、スーツケースひとつでいったよ。日本食を口にしなくても平気だったし、大きい歯ブラシもすぐペラペラになっちゃう衣料品も、現地で調達した。それで不自由はなかったし、むしろ違いを楽しんでいた。日本の商品を目にするのは、アジアスーパーに出向いての時くらいだったし。(久しぶりに目にすると、すごく不思議な感じがした)

だからそのとき、若かった私はこのままアメリカで生活を続けることができるんじゃないか、と本気で思っていたなぁ。日本人であることを日々の中で感じることはもちろんあるけど、日本製の商品にこだわったり、四季の行事や風習を大切にして「外国だけど日本人でありたい」ような思いは、そこまでなかった。

今はこう中国で生活してみて、割と「私、日本人であり続けようとしている!」のが意外な発見かなぁ。イトーヨーカドーセブンイレブンサイゼリヤばっかり行ってしまうし、日本語のコンテンツばかり使ってる。

別に中国人になりたかったり、中国人が送る生活に寄せたりしたいわけじゃないけど。なんて言えば良いのだろう、中国の伝統行事や食文化もそこまで関心を向けていないし、いまだに太極拳や麻雀を通して近所のじじばばと交流もしないできた。
もっと溶け込むことを楽しみにしていたのに。きっかけがないのもあるのかな。

 

ようやく、日本人である意識が芽生え始めたんだろうか。私が年齢を重ねたことなのか、中国という国だからなのか、生活環境によるものなのか。色々あるけど、やっぱり私が大人になったからな気がする。

 

まぁ買い物の話から外れたけど、とにかく今は抑えられていた物欲(日本製品欲)がすごいのだ。YouTuberの商品レビューばかりを見て、日本での買い物が待ちきれないでいるよ。