白いノート

this and that

北京でドイツ

人の誕生日はなんだかソワソワしますね。本人はそうでもないみたいだけど、夫さんの生誕日だったので、私はめでたいモードで朝を迎えました。

 

なのにこの日、私の希望で急遽病院に行くことになりまして....。中国語ができない私に、検査室まで同伴してもらいました。

夫婦だからお願いしたことも。
私の足の付け根を検査技師を見せるため、寝転んだ私が履く下着をくいっとあげて(ずらして)抑えてもらう役割を務めてもらいました。誕生日なのに申し訳ない......。そして、目の前で太い生足を晒した上、パンツ丸出しで恥ずかしい.......何で毛布をかけてくれないのさ..... 誕生日だから?

結果、心配してたほど問題はありませんでした。誕生日で雨の土曜日に行くまでも無かったかもしれません。

 

隣で通訳をしてくれたバースデイ夫はお疲れの様子。振り回した誕生日にはさせまい!と、前からチェックしていたお店を提案、そこでご飯を食べることにしました。

場所は、各国大使館が集まる三里屯(サンリートン)にある、ドイツ料理のお店。申德勒加油站西餐厅で、英語名だとSchindlers Tankstelle German Restaurant Barというみたい。シンドラーさんのガソリンスタンド・レストラン(?)。

日本でいう「ぐるなび」のようなサイトでたまたま見かけて、最近は実写版ONE PIEACEにハマっているのもあり、なんだか海賊の酒場みたいだなぁと気になっていました。

 

さてさて、そんなことでお店へ。入ってみると、広いフロアはほぼ満席。ドイツビールや料理を囲んで、賑わっていました。西洋の方々もちらほら。逆に、ヤングな若者はいない感じです。

全体的に外国の雰囲気なんだけど、東京で言うと新橋。ライオンビアホールとか、同僚と行ったバーとか。賑わいつつ、温かみのある感じ。

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通された席の近くにはなんと、海賊!最初は感動したけど、こうみるとなんか面白い.....

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ドイツビールも充実していたようで、ドイツ各地域の代表的なタップビールが1パイントから選べたよう。夫氏はビールが好きなので、我ながらグッドチョイス。

ご飯も、ソーセージや肉料理をはじめ、中国ではなかなか見ない品揃えでした。写真が上手く撮れていないけど、プリッエルも美味しかった〜!

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お肉を煮込んだシチューのようなメニューも。
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なかなか本格的な味で、知っている人にも評判のお店みたいです。外国人も気に入りそう!

クリスマスの季節に来たら、また雰囲気が出そうです。ロマンチックと言うよりは、ディズニーランドのような温かみのある感じで、いいんじゃないでしょうか。

 

徐々にお客さんが帰っていく頃、私は隣のテーブルで初めて見ました。ウェイターさんがテーブルに来てお会計をお願いするとき、中国人のお客が伝票の取り合いをするシーン。最初、喧嘩が始まったのかと....。

中国では割り勘ではなく、おごり文化です。「ここは私が!」と食事代を払って、次に繋げる、人間関係を維持する...と言うのは聞いていましたが、会計時にここまで本気とは。
8人分のご馳走を一人で持つと言うのは、かなりの出費のはず...。でも、「出すふり」ではないことがよくわかりました。

 

お腹いっぱいになったので、退店。ガラガラになってしまったけど、夜遅くまで営業しているみたいです。

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2次会とかで来ても、ゆっくりできて良さそう!
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ドイツ風パスタも美味しそうだったので、また来てみたいです。

お近くに来たときは、ぜひ寄ってみてください。