白いノート

this and that

極寒期の事故・災害

北京は先週に引き続き、凍えるような寒さが続いています。雪も溶けていません。冷凍庫の中みたい。

恐る恐る外に出てみているけど、やっぱり冷たい。日中日が出ているのを室内から見ると、「今日はポカポカしてそうだな〜」なんて思っちゃうけど、とんでもない!
ダウンの下はインナー類3枚+セーター、ジーンズの上からレッグウォーマー。帽子、手袋、マフラーにマスクと防寒し尽くしても、寒いです。肌が出ている目の周りが痛い。耳なんて出しちゃダメ。目出し帽を作った人の気持ちもわかるわ。

もし何かのトラブルで、薄着のままで外出し室内に戻れなかったら、本当に命を落としちゃう。それだけ寒い(というか冷たい。寒い以上の表現がほしい!)。
絶対に泥酔したまま屋外に出ちゃダメですよ。

 

先週は北京市内で、地下鉄の事故もあったとか。雪の影響でブレーキが効かず、車両の連結部分が外れたそうです。100人あまりがケガをしたというのだから、車内はそれは惨事だったことでしょう...ましてや夜の発生とか、寒いし心細いじゃない...。

 

今日は今日で、中国内陸部で地震が発生。「甘粛省」と知って、読み方も場所もピンと来ないのが情けないけれど..... 半袖で過ごすような気候ではないはずだから、ライフラインが切れたら厳しい寒さでしょう。しかも「臨夏回族自治州」ときたものなら、少数民族自治についてはよくわからないけど、土地に根ざした文化や伝統の中で暮らしてきた人々だろうから...住み慣れた家屋がぐちゃぐちゃになったり、家族が怪我したりの被害は一層辛いものだろうな。

現地のテレビをつけてみると、確かに会見の様子が流れていました。一人でも多くの人が助かってほしいものです。

世界の他の地域での地震は関心が向かなかったのに、今回色々と気になるのは、距離は離れていても私が同じ国・大陸にいるのと、寒さを想像できるからなのかしら。じゃあ、地球の反対側で全く別の気候・文化・価値観の場所で同じことが起こっていたら、やはり「ふーん」程度になっちゃうのかなぁ。


色々と考えてしまうマイナス8度の北京から。ますます外に出るのが恐ろしくなるなぁ。