雨が降り、しっとりとした木曜日。
天気は関係ないけど、皿うどんを作ることにした。
とは言っても、あのパリパリした麺はどうやって用意しようか。皿うどんが中華だとしても、街のお店で売っているのかな。日本で生まれた料理のような気もする。
うーん。
ネットで調べてみると、そうめんや中華麺を揚げたり、インスタント麺で代用したりするそう。どれがいいかな、と思いながらスーパーへ。
やはり揚げ麺は売っていなかった。この麺で手作りしてみるか。4玉入って10元くらい。
拉麺と書いてあるけど、ストレートで白い。しいて言えば博多ラーメンの麺には少し似ているかな。小麦の味がする、これで今回は作ってみよう。
一度茹でたあと、油をはった鍋で揚げて、こんな感じ。お鍋の形になってしまった。インスタント麺みたい。
低温で揚げたので、一つが出来上がるまでに10数分はかかったんじゃないかな。その間に、お皿を洗ったり、野菜を切ったり。料理は意外と、何かを洗ったり切ったりしている時間の方が長いんじゃないかと思う。あっという間に、1時間のラジオ番組が終わってしまった。
手で割った揚げ麺に、夜に作った餡をかけて出来上がり。今回はイカ入り。処理に気を取られてキクラゲと冷凍ホタテを入れるのを忘れてしまった。これがあれば、より中華っぽくなったよね。
お味は..... 美味しい!(ということにしよう)
水分がなくなってパリパリしているところと、柔らかいところと混ざっていて、2つの食感を楽しめたよ。
思い出すのは学生の頃。バイト先の中華料理店では、皿うどんのことを「バリ」と呼んでいた。だから私にとっては皿うどんでも、揚げ焼きそばでもなく、バリがしっくりくる。
原材料が高かったからか、調理工程が多いからだったか、休憩のまかないはたまにしかリクエストできなかった。バリを出してもらえたとき、ラッキーな気分になれたんだよなぁ。